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フィンランド・デザイン
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マイスオミ株式会社
ヘルシンキを拠点に、
フィンランドのデザインや建 築・ライフスタイルに興味をお持ちの皆様へ日本語のガイドツアー、その他様々なサービスをご提供する会社です。
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テイニとエコバッグ。
フィンランド語で若い子達のことをteinitと呼びます。これは複数形ですが、もともとはteini(テイニ)。「teenager」という英語からきた言葉なのかと思っていたらどうも違う様子。遡れば13世紀頃のゲルマン語派からきたという説もあるようです。まあ、いずれにしても今は英語のteenagerと同じ感覚で10代中盤から後半くらいのキャイキャイしてる感じの子達を指して使います。

で。
昨日は私にとって、teiniデイでした。
テイニ達と出会ったのはJapani-Päivä(ヤパニパイヴァ)。Japaniは「日本」でPäiväは「日」。ヘルシンキ市の文化会館Annantaloで行われた日本文化関連のイベントです。

mangaやanime、paraparatanssi(パラパラ)。
bonsai、kukkienasettelu(いけばな)、paperintaittelu(折り紙)、kalligrafi(書道)にgo-peli(囲碁)。

これはイベントのほんの一部ですが、まあとにかく日本文化のあらゆる側面が一度に紹介されている雰囲気で非常に盛り上がっていました。その中でも特に印象的だったのが、例のteini達。

着ぐるみ(というのでしょうか?)を着ていたり、ロリータっぽい格好をしていたり。髪の毛をくりくり巻いて(巻き髪+頭頂部に髪のボリュームを盛っている感じのヘアスタイルです。うまく説明できないのがもどかしいです・・。)、ものすごいデコレーションを施したPCをながーい爪でカタカタしているかわいい女の子がいたり。

正直「日本ってこんな感じだっけ?」という驚きが最大の感想。
彼らの目線を通した日本は私の持つ「日本」と大きく異なるということですよね。とても面白い経験でした。

mangaのコーナーに集まるteini達をパシャリ。
テイニとエコバッグ。_a0071240_20525720.jpg


もう一枚。
テイニとエコバッグ。_a0071240_20531461.jpg




そして、teini以外にも新たに実感したことが・・。
お茶を売っているブースの前でお茶の淹れ方を聞いたり、京都のお香を売っているブースの前でクンクンしたり・・。その度にお店の人から知らなかったことを聞いて、「へえ!」となる私。「知らなかったの?日本人なのに!」と呆れる友達。笑。

まだまだ知らない日本の魅力を強く感じました。



そうでした。最後にもう一つ。
私の中で、このイベントのメインは実はコレを入手することでもあったんですよ。

テイニとエコバッグ。_a0071240_2055196.jpg


ちょっと見えにくいですが、黒のシンプルなエコバッグ。
「芬日協会」と書いてあります。フィンランドを漢字で書くと「芬蘭」ですからね。これはフィンランドと日本の架け橋として活動されているフィンランド日本協会(Suomalais-Japanilainen Yhdistys ry)が販売していたバッグなんです。

デザインはMidori Tsunoiさんによるもの。現在日本で販売中のマイスオミバッグをデザインしてくださったテキスタイルデザイナーです。


はい。お分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、Midori Tsunoiさんはマイスオミのみどりさんと同一人物です。

今回この芬日エコバッグをデザインしたと聞きつけた時、Midoriさんは「でも、日本の人が見たらどう思うかな?『かわいい!』って感じじゃないかも・・。」と。

「二つの文化の間で活動するMidoriさんらしい言葉だな・・。」と思いながら、この目でみるのを楽しみにしていたんです。

実際に見て、手に取ってみて・・・。
Midoriさんの柔らかい空気がそのまま出ているような気がしてすごく好きです、このバッグ。


日本人である私が「日本」について少しずつ知らないことを知っていく喜び。
フィンランドの人が夢中になる「日本」を横から眺める面白さ。
みどりさんのバッグも、これに似ている気がします。

「どこの国の人」という考えを飛び越えて、目の前にあるものを「いいなあ。」と感じるわけです。
by mysuomi | 2009-04-27 20:55 | プロダクト
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