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フィンランド・デザイン
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ヘヴォスキエヴァリ。
マイスオミブログ読者の皆様、こんにちは!
マイスオミチームのアクセリです。またヨシコに許可をもらうことができましたので、笑、今日は僕がブログを書くことにします。

もう随分前のことになってしまいますが、こちらの記事できのこについて書きましたよね。
今は森に行ってもきのこはまず見当たりません。長い冬が終わり、春が始まるこの季節はいわば「イメージトレーニングをしながら、次のきのこハンティングを待つ時」ですかね。笑。きのこのベストシーズンは7月ですから「雨降れー。雨降れー。」と祈りながらのイメージトレーニングもあと数ヶ月の辛抱です。(雨はきのこの生育に欠かせませんので。)

「きのこの話はもういいよ。」という声が聞こえそうですね。笑。書き出すと止まらないので、きのこについてはこのくらいにしときましょうか・・。

でもやっぱり、一枚だけ。
ヘヴォスキエヴァリ。_a0071240_204568.jpg

昨シーズンのきのこ達と僕です。


今日の本題はきのこじゃないんです。僕の小さなレポートとでもいいますか、パーシアイネン(イースター)についてのご報告を綴りたいと思います。

ご存知の通り、4月2週目の週末はパーシアイネンでした。金曜日から月曜日まで4連休というのは、フィンランドの家族にとってとても特別な休暇。仕事から少し離れ、一人で、友達と、もしくは家族と一緒の時間をリラックスしながら満喫するのにぴったりの良い機会です。

僕はというと、「ヘヴォスキエヴァリ」という場所でパーシアイネンを過ごしました。フィンランド語を理解しない方にとっては「は?何?」という響きの場所ですよね。笑。実はこれ、フィンランド語を理解する方に言っても通じないこともあるような言葉なのです。

説明しますね。
言葉の最初の「ヘヴォス」は「ヘヴォネン」(hevonen = 馬)からきています。後半の「キエヴァリ」(kievari)はそのままで宿泊施設を意味したり、食堂を意味したりします。ということで「ヘヴォスキエヴァリ」(hevoskievari)は日本語で言う「厩舎」に近いものになります。

まだ人々が車を持たなかった時代には、馬に乗って移動する人々がヘヴォスキエヴァリに立ち寄って少し休憩したり、食事をしたり、馬の世話をしたりして、翌朝の出発に備えていたんだそうです。今で言えばガソリンスタンドのようなものですね。

ヘヴォスキエヴァリへ行くというのは、僕たちフィンランド人にとっては「マーセウトゥマトゥカイル」と呼ばれる部類の休暇の過ごし方。これまたややこしいので説明します。

「マーセウトゥ」(maaseutu)は田舎のこと。そして「マトゥカイル」(matkailu)は旅のこと。「マーセウトゥマトゥカイル」(maaseutumatkailu)全体では「田舎で過ごす休暇」という意味になりますね。

今、フィンランドではこのマーセウトゥマトゥカイルというスタイルが結構流行っているんですよ。「ちょっと古めかしくてシンプルな設備の中で、自然を感じながら休みの時間を過ごす」というポイントが人々の心を掴んでいるようです。


話を戻して・・。
今回僕が行ったのはヘルシンキから250kmほど離れた場所にあるヘヴォスキエヴァリ。たくさんの馬に加え、猫や犬もいました。夏には羊やにわとりもいるらしいです。そしてもちろん、周囲を囲む森には鳥もたくさんいました。

宿泊者は古い小屋に案内されます。こういう小屋をフィンランド語では「aitta」や「riihi」と呼びますが、もともとの用途としては収穫した穀物を貯蔵したり、乾燥させたりしていた場所です。

この小屋は僕のお気に入り。
一見ただの小屋なんですが、中に入ってみるとそうでないことが体中から感じられるんです。落ち着く空間というか、雰囲気がすでに包み込むようなあたたかさを持っているんですね。滞在中、僕は毎朝早く起きていたのですが、小屋の中で目が覚めるとすでに森からは鳥の声が聞こえるわけです。こんな素敵な目覚まし、他にはないですよ。皆様、そう思いませんか?

僕が泊まっていたそんな贅沢な「ホテル」の入口です。

ヘヴォスキエヴァリ。_a0071240_20472250.jpg


ここに寝泊りしながら過ごした休暇の中身についてもご紹介したいのですが、書いているとまた止まらなくなりますので、笑、続きは明日にしますね。

皆様。マタアシタ!(←これ、僕がかなりよく使う日本語の一つです。笑。)
by mysuomi | 2009-04-21 20:48 | ライフスタイル
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