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フィンランド・デザイン
by mysuomi
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【第3話】フィンランドの不思議
モイ!

マイスオミのラウラです。

私は3度日本に留学し、現在も日本にいるわけですが、フィンランドと日本の色々な相違点や共通点を興味深く観察したり、特に初めて来日した時は、「やっぱり違うんだね」と思うことがしばしばでした。

逆にフィンランドに帰省すると、「やっぱり日本と違うんだね」と思うことがいっぱいあります。

今までは「フィンランドの不思議」と題して、フィンランドの不思議でちょっと変わった習慣やフィンランド人と日本人に共通的な考え方について書いてきました。ご興味のある方は是非ご覧下さい。

【第1話】フィンランドの不思議

今日はシリーズの続きとして、いくつかの気付いた点について書きたいと思っています。

①自動販売機は日本より少ない

日本は森に入っていても自動販売機に出会うことがある程、自動販売機はどこにでもおいてあります。あまりにも多く、ないほうが珍しいので、沖縄の離島に行った時は「自動販売機ないから事前に買っておいてください」とホテルのスタッフの方にアドバイスされました。

フィンランドも自動販売機はあります。特にヘルシンキの地下鉄やその他の公共交通機関、会社や学校においていることが多いです。

しかし種類は大体、コーヒー、ソフトドリンク、スナック類で、日本のように傘、乾電池、バナナ(渋谷)、納豆!(下北沢)という想像以上に種類が多いというわけではありません。

一つだけフィンランドの自動販売機のもので日本にもあったらいいなというのは、ハリボーのグミの自動販売機です。飲み会の後とか結構利用していました...ただ、日本は何でもあることで知られていますので、私はきっとまだその自動販売機に出会っていないだけでしょう。

あともう一つ感動したフィンランドの自動販売機はヨエンスー市の美術館にある自動販売機ですが、何が入っているかと言いますと、手芸品!しかも子供たちの手作りのもの。もちろん一個一個オリジナルで、素晴らしいアイデアだなと思いました。

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そう言えば、フィンランドの自動販売機は紙幣は使えず、ユーロのコインかもしくは携帯で注文する仕組みになっています。私はいつも携帯で払っていましたので、月末の請求書があまり可愛くない時もありました...

②ATMは24時間

フィンランドには基本的に一種の全国共通の「Otto」というATMしかありません。最近はそれ以外のATMももう一種出てきましたが、「Otto」のオレンジ色のATMは圧倒的に多いです。

こちらは24時間利用可能で、手数料はフィンランドで発効されたカードの場合、時間を問わずいつでも0ユーロ。海外発効のカードはカード会社ごとに手数料が異なります。

日本は手数料のかかるATMが多く、遅くても9時ぐらいまでしか営業していないATMも多いので、正直言って少し不便に感じることがあります。

というのは、フィンランドでは現金ではなく、通常カードが使われていますので、日本にいる時はついお金を下ろすのを忘れてしまい、手数料の高い24時間営業のATMを利用せざるを得ないことになってしまいます。この失敗が何度繰り返されてもなかなか学びませんので、文句を言える立場ではありませんが。


③どこでもとても静か

フィンランドから日本に到着すると、エレベーターやエスカレーターの音、店員さんの「いらっしゃいませ」に気づくし、普通のスーパーに行ってもセールに行ってもとにかく音が多いです。

フィンランドのスーパーは、子供が迷子になっている場合以外にアナウンスはなく、エレベーター、バス...音はほとんど出ないです。

電車はアナウンスはありますが、バスはアナウンスは流れていませんので、観光客は困るなと思いながらいつも乗っています。しかし、フィンランド人は静かに通勤・通学したがりますので、アナウンスが導入されたら反論が出そうです。

フィンランド人も日本人も騒音に敏感だという気がしますので、公共の場所での音のボリュームはこれだけ違うのはかなり興味深いです。

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ローカルなスーパーの有機野菜コーナー。ここもとても静かでした。


米がたくさん食べられている

パンやじゃが芋が多いというイメージがあるかと思います。しかし、パンは主食ではなく、朝ごはんに食べることが多く、じゃが芋の消費量も最近減ってきている気がします。そして意外かもしれませんが、お米を食べる習慣の歴史が長いです。

例えば、以下の写真のカレリアーパイです。皮はライ麦で作られており、中にはお米と牛乳で作られているお粥のようなものが入っています。本当に定番の定番で、通常フィンランドの代表的なものがおいてあるホテルの朝食ビュッフェにも必ずあると言ってもいいぐらいよく食べられているフィンランド料理です。

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しかしご存知のようにフィンランドの気候は寒く、お米の栽培に適していません。従って、お米は輸入米のみで、昔のフィンランド人は麦やじゃが芋が一般的な食でした。お米が手に入るようになる前までのカレリアパイも、中身が麦で作ったオートミールやマッシュポテトだったようです。マッシュポテト入りのカレリアパイは現在でもスーパーやパン屋さんで売っていて、「Perunapiirakka」(ぺルナピーラッカ)と言います。

現在は例えばサーモンのオーブン焼にお米やサラダなど、白いご飯を食べることが増えている気がします。フィンランド人は海外のものをおしゃれだと思って、じゃが芋の代わりにパスタやお米を食べたり、新しい習慣や味を取り入れることが好きだということが影響していると思います。

日本人も海外の文化を模倣して、日本なりに改良することが上手ですが、これも一つの共通点ではないでしょうか。


⑤ペットボトル、カン、びんをスーパーへ戻すとお金がもらえる

大きさによりますが、小さなびんなら15セント、小さなペットボトルなら20セント、大きなペットボトルなら40セントと、スーパーに飲料容器を返却するとお金がもらえます。

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こうした機械がスーパーに設置されていますが、穴からボトルを通して、ボタンを押して、印刷されるレシートをレジに持っていくとお金が戻ってきます。

宅飲みやパーティーの後にボトルを返すと、その日の食材が買えるぐらいのお金を稼ぐこともあります。

ちょっとした異文化体験にもなりますので、フィンランド旅行中にスーパーに寄る際には是非試してみてください!




少し長くなりましたが、最後まで付き合ってくださって、ありがとうございました。Kiitos!(キートス)

by mysuomi | 2014-07-25 17:45 | 文化
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