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フィンランド・デザイン
by mysuomi
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アイティ。
皆様、モイ。
よしこです。

フィンランド語で「母」は、äitiと書きます。読むと「アイティ」に近い音です。フィンランドに来たばかりの頃、友達が自分の母親に「アイティ!」と声をかけているのを見て、たまげました。

母 → お母さん、母さん
mother → mom、mommy
äiti → そのままäiti?!

私の知っている日本語、英語を基準に考えると、äitiにも呼称的な言葉が当然あると思ってしまったのですよね。それなのに、アイティ。

日本語で考えると、お母さんのことを「母!」と呼んでいるようなものですからね。面白いわ~と思ったのです。


でも。
あったのですよ、ちゃんと呼称が。それはmutsi。ムッツィという発音です。

少し遅れてしまいましたが、母の日だった先週日曜日の新聞にこんな特集がありました。

Oi mutsi mutsi(「嗚呼、お母ちゃん、お母ちゃん。」というニュアンスですかね。)

「今日は成人している「子供」の多くが、母親に対して良き母の日を願う日です。一方で、彼らには他にも母親に伝えたいことがあるかもしれません。もっと大切な何かが・・・。(和訳:マイスオミ)」

という説明の通り、下は25歳から上は65歳までの「子供」達による母へのメッセージがそのまま掲載されています。

アイティ。_a0071240_23233140.jpg


ちょっと紹介してみますね。

「昨日の夜やっと気づきました、皆の前で私があなたのことをどんな風に話しているのかに・・。『お母さんがこうした、お母さんがああした。』大人として少し恥ずかしい振る舞いですよね。でも、私はこんなふうに話さずには居られないのです。」(女性、25歳)

お母さんのことが大好きな彼女の気持ちが伝わってきますね。


「私に自分の子供が居ないことをあなたと話す時、私はいつも苛立ちを覚えていました。こんな状態でもあなたはなんとかやり過ごしてくれるだろうということは、もちろん知っています。でも、心の中では私は思っているのです。あなたが私の子供のおばあちゃんになってくれたらどんなに素敵か、と。」(女性 35歳)

自分の家庭とお母さんへの気持ちの狭間で悩んでいる姿が思い浮かびます。母の日は、この人にとって正直な気持ちを伝えるきっかけになったかもしれませんね。


「お母さん。もし僕の記憶が正しければ、母の日に僕はお祝いの言葉を伝えるだけしかしてきませんでしたね。できることならば、今日あなたに長いハグをしてあげたい。あなたが居なくなってしまってからの14回分も同じようにしてあげたい。僕の子供達には、母の日にはお母さんにハグしてあげるように教えています。」(男性 38歳)

うう・・・。涙。


「お母さん、またお墓にバラの花を飾りましたよ。今年は娘が母親と一緒に母の日を祝っています。僕はもう一緒に祝いません。妻が僕の母親になってしまうのを嫌うから。僕も彼女の父親じゃありませんしね。あなたにとっても、父との人生は簡単ではなかったでしょう。僕達と過ごしたあなたの人生には、窮屈に感じる時もあったと思います。いろいろと、ありがとう。」(男性 48歳)

年齢を重ねないと見えないものがあるのですね、きっと。およよ・・。涙。


「嗚呼、お母さん。もう姿を見て私を認識してもらうことはできなくなってしまったけれど、きっと声は馴染みあるものとしてあなたに届くでしょう。今日はあなたに言います、ありがとう。」(女性 52歳)

およよよ・・。涙。


年齢を重ねた方のメッセージは、人生の経験値が低い私には想像の世界。私が育った文化とは異なる文化の中で、私よりたくさんの経験を積んでいる人達の言葉なのに、なぜか共感をしてしまうのは、「母」というものがユニバーサルな存在であるということの証明ですね、きっと。


それにしても。

母の日は、母の日ランチ、母の日コール、と友達が盛り上がっているので、私もお祝いの気持ちを共有したくてお酒を飲んだのですよ。(私の母は日本に居りましたが・・。苦笑。)

酔っ払っていたからか、なんなのか、↑のメッセージを友達と一緒に読み始めた時点で、私ひとりで号泣。友達は全員ドン引きでした。笑。

いやあ、やってしまいました。ほほ・・。


でも、実は酔いが醒めてからも読む度に号泣なんですけどね。
お母さんを想う気持ちは、フィンランドも日本も関係ない、ということですね。(←我ながら、まとめ方が雑ですねえ。苦笑。)
by mysuomi | 2011-05-10 23:23 | 文化
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