フィンランド・デザイン
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フィンランドは○位! その3
MOI!

マイスオミのラウラです。

ラウラという名前に漢字を当てると、「楽裏」になりますが、「楽しい」「裏」と書いて、
「超つまらないラウラ」です。

・・・

冗談はさておき、今まで2回に渡って掲載したフィンランドのランキングシリーズの続きを書きたいと思います。


7. 図書館年間利用率~フィンランド1位

図書館が大好きな人間として非常にうれしい結果ですが、フィンランド人の図書館の利用率は世界1位です!

国民1人当たりの利用回数は10.2回(平成21年)で、年間貸出冊数はフィンランドは18.6冊(平成21年)となっています。

児童はもっと多いはずです。

高校や大学時代の私にとっての図書館は、受験勉強、試験勉強の場でしたが、小説や雑誌を借りることもありました。カメラを片手にただ写真撮影のためにもよく言っていました。写真はマイスオミブログの図書館シリーズでご覧いただけます。

小学校時代はクラスで読むスピードや冊数で競争していました。従って、図書館の利用率もかなり高かったです。最近はあまり読書していませんので大きな声で言えませんが、教室の壁に読み終わった本のリストが掲載されていて、私のリストはいつも一番長かったです。図書館が勉強の場か撮影の場になってからでしょうか...

そう言えば、フィンランドには図書館バスというのがあって、私の通っていた小学校の場合は、マイ木曜日の決まった時間に1時間ほど学校の前で止まっていました。それ以外にはもちろん学校の図書館もありました。

(日本は年間利用回数1.5回、貸出冊数5.4冊(平成22年))



8. 牛乳消費量ランキング~フィンランド1位

フィンランド人は一日平均1リットルの牛乳を飲んでいます。これは隣のスウェーデン人より一口、二口多いです。

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フィンランドは世界の4大酪農国の一つで、牛乳・乳製品の生産が多いですが、消費量の高さにはもう一つの理由もあると思います。

それはフィンランド人が飲む牛乳は、脂肪ゼロタイプがほとんどだからです。

日本人が飲むと水の味がするかもしれませんが、フィンランドの牛乳に慣れている私にとっては日本の牛乳はクリームの味がして、飲むときは水で割っています...

そう言えば、フィンランドの学校給食は必ず牛乳と水の両方が用意されていますが、先生たちは生徒のみんなが牛乳を飲んでるかを確認していますので、牛乳が苦手な子も牛乳を飲まざるを得ません。アレルギーのある生徒はもちろん牛乳は免除されていて水を飲んでますが。



9. 正直な都市~1位ヘルシンキ

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リーダーズ・ダイジェストという月刊雑誌が国民の正直度を調査するらめ、世界16の都市の路上にそれぞれ財布を12回落とし、何個が戻ってくるかと、落とされた財布に対する国民の反応を見た。

フィンランドの首都ヘルシンキはなんと1位になりました!全12個のうち11個が戻されたそうです。

東京など日本の都市は調査の対象外でしたので、比較できませんが、日本人も正直度が高い国民として知られていますので、ヘルシンキと同じような結果になるのではないかと推測しています。

もう一つの共通点ですね。

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by mysuomi | 2014-09-29 15:02 | 文化 | Trackback | Comments(8)
「Lettukestit」 クレープでホームパーティー
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モイ!

マイスオミのラウラです。

フィンランド人はホームパーティーが好きで、夏は別荘やキャンプ場などクレープを食べることが一般的です。

夏が終わりかけていますが、まだ間に合う!と思い、昨日クレープでホームパーティーをしました。フィンランド語で「Lettukestit」と言います。

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トッピングは祖母がキノコ狩りしたきのこのクリームソース、サーモンのバター焼き、スクランブルエッグ、レタス、トマト、キュウリ。

ドレッシングは以前紹介したディルのソースとパプリカ風味のヨーグルトソースの二種類。

他には色々なチーズとジャムと母が送ってくれたライ麦チップス

とても手抜きですが、みんなで食べると楽しくて美味しいです。



PS. 母はライ麦チップス以外にも色々送ってくれましたが、これでしばらく大丈夫そうです(笑)
今回はいつものライ麦パンや歯磨き粉やチョコレートの他に、ムーミンママとムーミンパパのお守りも入っていました。ちょっぴり恥ずかしいけれど嬉しいです。

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by mysuomi | 2014-09-22 17:50 | 文化 | Trackback | Comments(4)
フィンランドは○位! その2
モイ!

マイスオミのラウラです。

先週は色々なランキングを紹介し、フィンランドは何位になっているかを見てみましたが、本日はその続きでまたランキングを3 つ程挙げたいと思います。

4. サウナが多い国ランキング~フィンランド1位

フィンランドはサウナ発祥の地として有名で、日本語の「サウナ」という言葉もフィンランド語の「sauna」(サウナ)という言葉に由来します。恐らくフィンランド語から来た唯一の外来語だと思われます。

フィンランドの人口は北海道の人口を下回る約540万人ですが、サウナの数は330万に及びます!サウナは一戸建てなら必ずあるし、マンションでも各部屋についている場合と、共用サウナが一つある場合と、サウナがないマンション、アパートメントはないと言っても過言ではありません。

入り方は日本のお風呂の入り方に似ている、軽くシャワーを浴びて、サウナに入って、一回出て体をよく洗って、時間のあるときはまた入って、シャワーを浴びて、あがるという順番です。ただ、光熱費が気になる人もいますので、毎日ではなく、週1〜3回が一般的でしょうか。

学生用アパートメントに住んでいた頃は共用のサウナがアパートメントの地下一階にあって、男女別の時間が決まっていました。しかしサウナが大好きな私は週一回は物足りなかったので、毎日のようにジムのサウナを利用させていただいていました。

5. 「世界破綻国家指数」~フィンランド最下位

このランキングは上位ではなく、下位ほどいいということですね。

破綻国家、失敗国家というのは、国家が基礎的機能を提供する能力を欠いて、内戦や政治の腐敗、治安の悪化などによって国民に適切な行政サービスを提供できない国家のことですが、ランクの低い国は極めて平和な国ということになります。

フィンランドは非常に安定した、安心して暮らせる国、安心して観光できる国ですが、このことは日本と共通していることでしょう。

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6. 最も暮らしやすい都市ランキング~ヘルシンキ5位/8位

英国の情報誌「モノクル」が公表した2014年版の「世界で最も住みやすい25都市ランキング」でフィンランドは5位になり、同じく英誌の「エコノミスト」の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた「世界で最も住みやすい都市」のランキングで8位になりました。

前者リストは「犯罪発生率」「公共交通機関」「文化」「経済」などの指標を基に決まり、後者は「安定性」「医療」「文化と環境」「教育」「都市基盤」の5項目を基に順位を決めています。

こうした標準で生活の質を測り、ヘルシンキが上位になるのはとっても嬉しいことです。

しかし、ヘルシンキで学生時代を過ごした者として、ヘルシンキは街の雰囲気、人の優しさ、美しい建築でもとっても良い街だと思っています。

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ランキングはもちろんこれで終わりませんので、今後も様々なランキングを通してフィンランドを紹介したいと思います。

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by mysuomi | 2014-09-12 12:29 | 文化 | Trackback | Comments(0)
フィンランドは○位! その1

モイ!

マイスオミのラウラです。

フィンランド人は日本人と同様に自分を強調したり自慢したりすることを嫌がります。

しかし本日はその考え方に反して(罪悪感を感じながらも...)、フィンランドが世界1位、または上位になっているランキングを紹介したいと思います。何回かに分けて書きますが、どうぞ最後までお付き合いください。


1.世界汚職度ランキング2013~フィンランド3位

2012年の世界177の国・地域の「腐敗認識指数」でフィンランドはまだ1位に輝いていました。2013年はデンマークとニュージーランドに次いで3位となりました。この3か国に共通するのは、一人当たりの国内総生産 (GDP) が高く、平等社会、識字率はほぼ100%であることや、人権、男女平等、情報の自由が重要視されていることだとされています。

日本は18位となっています。

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2. ヘビメタル・バンドが多い国ランキング~フィンランド1位

フィンランドは可愛い雑貨やムーミンの国だけではなく、世界的に見てもメタルバンドが非常に多い国でもあります。

フィンランドに留学したり旅行したりする人に、「どうしてフィンランドに興味を持ちましたか?」と聞くと、「フィンランドのヘビメタルが好き」という答えは珍しくありません。フィンランド語を習い始めるきっかけに一つでもあります。

私はどちらかというとポップ系を好みますが、たまに暗くて力強いメタルを聞きたくなります。フィンランドは冬が暗くて長いので、メタルと気候は何らかなの関連性があるかもしれません。

3.お母さんにやさしい国ランキング~フィンラン1位!

母の日にマイスオミブログで報告していますが、国際的なNGOが「お母さんにやさしい国」のランキング を発表し、フィンランドは2年連続1位に輝きました!

こちらのランキングは世界178カ国を対象に、妊産婦、乳幼児の死亡率、女性の教育状況などを基準にまとめられたものです。


フィンランドが1位になった理由としては、乳幼児の死亡率の低さ、女性の国会議員の割合は42%(2014年4月)などが挙げられました。

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観覧車が大好きな母とヘルシンキのリンナンマキ遊園地の観覧車に乗って撮った写真です。


本日はフィンランドのランキングを3つ紹介しましたが、後日にまた違うランキングを紹介しますので、どうぞ最後までお付き合いください。


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by mysuomi | 2014-09-05 08:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
フィンランド語は難しい?

モイ!

マイスオミのラウラです。

マイスオミブログではこうしていつもフィンランド語で挨拶の言葉を書いていますが、「モイ」以外に皆さんが知っているフィンランド語はありますでしょうか。

「サウナ」という言葉はきっと分かりますが、実はフィンランド語「sauna」からの外来語なんです。

日本の雑貨屋さんの名前でもある「ありがとう」を意味する「Kiitos」(キートス)、弊社名の「フィンランド」を意味する「Suomi」(スオミ)...

フィンランド語だと思われがちな「ムーミン」は、実はスウェーデン語で、フィンランド語では「ムーミ」(Muumi)と言います。

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左上:Kuppi(クッピ)、右上:Kakku(カック)、左下:Sauna(サウナ)、右下:Kukka(クッカ)

世界中で一番難しい言語と言えば、フィンランド語が挙げられることがあります。

果たしてそこまで難しいのか。

一般に比較する項目として「語順、語形変化、表記、発音」が挙げられますが、この4つからして日本人にとってのフィンランド語はいかがでしょうか。


始める前に言っておきますが、フィンランド語の母語話者として書いていますので、フィンランド語を学習されている方やブログの読者様は少し違う風に感じられているのかもしれません。遠慮なく、率直なご意見をお聞かせください!


では、まず「語順」ですが、日本語とかなり違いますので、難しいと感じる人もいらっしゃると思います。しかし、次に説明する語形変化のおかげで、語順が多少間違っていても意味は通じますので、初級フィンランド語学習者でも間違いを恐れずにどんどん話すといいです。

次に、語形変化についてです。

フィンランド語の名詞・動詞の変化は非常に複雑で難しいと言われます。母国語としてフィンランド語を話している私もそう思ったりしますので、「難しい」と言われるとあまり驚きません。


語形変化で厄介なのは、フィンランド語、ハンガリー語などのウラル語族に多い場所や移動に関する「格」です。格とは、例えば名刺の形を変えることによって、主語・目的語、行為の行なわれる場所・物体の所有者など、意味的関係をその名詞を含む句が持っていることを表す語尾です。


フィンランド語には14つの各がありますが、例えば「学校で」というのは、学校を意味する「koulu」という言葉に「ssa」か「lla」の各をつけて、

「koulussa」 「koululla」になります。


しかし、変化が多いと同時に、ロジックに沿っていて、学べば学ぶほど難しくなるという言葉ではありません。英語はどんどん難しくなっていく気がします。


では、次に発音、そして表記についてですが、日本人にとっては非常にやさしいと思います。


フィンランド語はアルファベットを使う言語で、英語のアルファベットの他に、ウムラウト2文字 (Ä Ö)があるだけで、その発音もそこまで難しくないと聞いています。「U」と「Y」の発音がうまく区別できないというのは聞きましたが。

そして何といってもフィンランド語は「ローマ字読みをすればいい」という言語として日本人にとっては非常に発音しやすく、有難い言葉だと思っています。

例えば、フィンランド語からの外来語である「サウナ」。フィンランド語でも全くそのまま「サウナ」と発音します。

個人的な意見かもしれませんが、言語の本当の難しさは、言語の形、文法や語彙よりも、その国、文化、そして言語特有の慣用表現や、文化的背景などではないでしょうか。つまり、その国の文化がある程度理解していないと、いくら文法的に正しくても失礼なことを言ってしまったり、不自然な言葉を使ったりします。

日本語は常に回りを見て、状況・人間関係を判断し、適切な丁寧度を選ばなければなりませんので、社会文化的背景が十分理解していないと、恐ろしいことになります。いくら丁寧な言葉でも、丁寧すぎても冷たい、敬語を間違えば失礼、というのは日本語の難しさだと思います。

しかし、幸いなことにフィンランド語は丁寧度はそこまで重視されていなく、丁寧度を間違って失礼な言葉を言ってしまう恐れはほとんどないと言っていいと思います。


また、フィンランド人は外国人がフィンランド語ができるとはほとんど誰も期待していませんので、少しでもできると「すごい!」「上手」と言ってくれます。

ただ、フィンランド語が期待されないことの裏面にはすぐに英語で話そうとする、英語に切り替えるというフィンランド語学習者にとって不利なことがあります。従って、フィンランド語をマスターしたい人にとって、英語は障壁になる可能性があります。逆に言えば、英語ができなければフィンランド語で話すしかありませんので、フィンランド語は早く上達するかもしれません。

しかし、しつこくフィンランド語で話続けば相手もきっとフィンランド語で答えてくれますので、この英語を使おうとする傾向を意識して努力すれば問題はないと思います。

繰り返しになりますが、この記事はフィンランド語の母語話者として書いていますので、フィンランド語を学習されている方やブログの読者様は少し違う風に感じられているのかもしれません。率直なご意見、ご感想をお待ちしております!


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by mysuomi | 2014-09-01 09:49 | 文化 | Trackback | Comments(10)
フィンランドの学校教育におけるIT活用の現状

モイ!

マイスオミのラウラです。

フィンランド教育成功の秘密については様々な意見がありますが、その中で議論されているのは教育のIT化です。

フィンランドは、世界で初めて「インターネットのブロードバンド接続を全国民の基本的権利」としており、全国を網羅するインターネットは人口低密度地域の将来の鍵にもなるとされています。

ではフィンランドの「教育」でのIT活用はどうなっているのか。フィンランドの小学校、中学校に当たる学校「Peruskoulu(基礎学校)」の現状を見てみましょう。

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まずは、80年代に戻りましょう。この頃からパソコンが家庭に普及し始め、1985年に学校教育での活用を検討するとのニュースがありました。情報化時代においては若者にその時代に適した教育を提供しなければならないと。

また、パソコンは遊ぶ道具だけではないということを子供たちに教える目的もあったそうです。将来の仕事でも役立つスキル、社会人基礎能力を養う狙いです。

しかし、当時問題になっていたのは、先生方と若者のパソコンスキルのギャップで、つまり教えられる側の能力のほうが高いということです。このブログの最後のほうで少し説明しますが、この問題は現在においても恐らく完全に解消されていないのではないかという気がします。

では、現状はどうなのか。

ヨーロッパ諸国に比較すれば、フィンランドの学校におけるIT化はトップクラスです。


電子黒板の使用、生徒によるパワーポイント発表は一般的ですし、Youtubeの動画など様々なメディアを利用して授業を行うことがありますし、仮想学習環境への宿題の提出など、IT化が進んでいます。


学校の過半数では教育のための仮想学習環境、オンライン教育システムが設けられています。そのネットワークでは教育内容をデジタルに扱うことができ、普段は資料をアップしたり、宿題を提出したり、グループワークの場として利用したりします。


また、ほぼ全ての学校において学校と家庭を結ぶ連絡ネットワークが利用されています。学校からの通知や欠席状況、授業の様子などが確認できます。


フィンランドで教育を受けましたが、小学校に入ったのは90年代半ばで、パソコンを使った授業は定期的に行われていました。中学校と高校教育は21世紀に入ってから受けましたが、電子黒板やインターネットの活用は欠かせなく、妹の年代では宿題の提出や資料の交換がネット上で行われているようです。


しかし、教育におけるIT化は様々な課題に直面しています。最も問題になっているのはITの活用です。台数が確保されていても、ITの導入が進んでも、活用は不十分だとされています。

問題はフィンランドの子供たちがパソコンを使わないということではありません。パソコンやスマホの普及が著しく、例えば我が家ではパソコンとスマホは一人一台、タブレット端末は5人に3台となっています。

問題の原因は先生方がパソコンを積極的に教育に導入していないことであるとされています。


この設備と活用のギャップを生み出すのは、ICT機器を教育でどのように有効に活用すればいいのかが分からない、参考になる活用モデルがない、学習指導スキル研修やワークショップが少ない、デジタルな教育資料が不十分、と様々な原因が挙げられています。


確かにITが自然な形で使われていなければ、教育の邪魔になることもあり得ます。しかし、うまく活用することによって、学力向上が期待できます。というのはICT(IT+「Communication」コミュニケーション)を教科指導に活用している学校の児童生徒の学力が、そうでない児童生徒と比べて向上したことが諸研究で明らかになっています。


従って、先生方のICT活用スキルが問われ、そのための研修が必要となります。


もう一つの問題は費用です。


タブレット端末やスマートフォンが普及しており、若者の生活の欠かせない一部となっていますが、この事実は教育で十分に反映されていないという意見がよく耳にします。


しかし、生徒一人一人に一台のパソコンを購入すればとんでもない費用がかかってしまいます。全国平均は10人に3台で、一人一台パソコン整備はフィンランドの市町村の1割にとどまっています。

費用の問題の解決策として、自分のパソコンを持ち込むことが議論されています。ただ、教育で使われているパソコンが故障すれば責任が誰にあるのか、高い設備を持っている生徒と高いパソコンを持たせない家庭の生徒の間の不平等問題が発生しないのか。この解決策も問題点があります。


教育現場のデジタル化による費用負担は否定できませんし、制度なども導入しなければなりませんが、生徒の学力を向上、パソコンやスマートフォンなどの情報端末の普及が目覚ましい現代社会に適した教育の推進が不可欠だと認識されることが一般的です。


最後になりますが、教育の特徴によって、ICT活用はフィンランドの教育にとても適していると思っています。


なぜかと言いますと、フィンランドの教育では、教師によって提供された情報を「正解」として生徒たちが覚えることは求められていません。先生が提供する情報をあくまでも情報として認識し、それを自分たちで分析し、既に持っている情報を自らが関連づけることが求められています。(このために択一式の試験はなく、ほぼ全て記述式になっています。)フィンランドではこのようなプロセスを経て、教育が行われています。


フィンランド教育におけるIT化の現状、そして今後の課題と展望について説明は以上となりますが、ご意見やご感想、ご質問がありましたら、コメント欄にご記入ください。


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by mysuomi | 2014-08-27 10:00 | 文化 | Trackback | Comments(5)
フィンランドにおける高齢化
モイ!

マイスオミのラウラです。

フィンランドと日本は地理的には離れているものの、先進国に特徴的な社会問題の「高齢化」はフィンランドの発展課題でもあります。少子化はまだ日本程ではありませんが、それでも合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子供の数)が2を下回る1.83(2011年)となっています。(日本1.41(2012年))

平均寿命が延びることは嬉しいことでもありますが、社会や国全体の取り組み、国際的取り組みが重要な課題でもあります。

特に国の経済的発展を考える上では避けて通れない問題の一つです。

フィンランドにおいては団塊の世代が一斉に定年退職を迎えるため、社会に大きな影響が予想されます。また高齢化の発展は2010年代からより顕著になると言われています。

国際信用格付け会社「ムーディーズ」が、フィンランドを最も信用力が高いと評価される「Aaa(トリプルA)」と格付けているが、高齢化が経済成長の大きな歯止めになるとの予測も発表しています。

一般に、少子高齢化が進む経済では縮小が見込まれます。高齢人口の増加で医療費など社会的費用が大きくなるのに対し、生産可能人口の減少に伴う家計貯蓄率の下落が経済成長を鈍化させ、経済成長率を弱体化するという分析です。

フィンランドの年金基金は多国に比較してまだ安定している方なので、高齢化の負担は多くの先進国に比べて対処しやすいとされています。しかし、人口ピラミッドは日本とよく似ており、経済の長期の成長見通しはあまり明るくないと考える専門家がいます。

高齢化率を比較すると、4人に1人が65歳以上という国は現在、日本、イタリア、ドイツの3カ国で、フィンランドは13位となっております。

では、フィンランドでこれから取らなければいけない対策と言えば。

対策として以前から挙げられているのは、就業率上昇、移民の受け入れ、生産性上昇です。

日本における議論を見ると、フィンランドとの共通点に気付きます。女性・高齢者の就職率の上昇、生産性の上昇、移民労働者の受入れは日本人女性の就職率上昇を抜いて、フィンランドでも提案されている解決策です。

共通課題を考える際は、多国との比較や国際交流、有効な対策の交換が有利でしょう。

フィンランドにおける高齢化社会の状況や対策についてより詳しく知りたい方には弊社の視察手配がお勧めです。視察先は例えば、老人ホーム、社会保険庁、病院、小中高等学校ですが、ご希望によりこれ以外の視察ももちろん手配いたします。

ご興味のある方は、「視察希望」と件名に明記し、「info@mysuomi.fi」までメールにてご連絡をお願いいたします。お問い合わせはご予約とはなりませんので、ご安心ください。

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(写真の説明文:祖父母4人はまだとても元気ですが、最近は別荘の修理や家事などを手伝いに行く回数が以前より多くなりました)
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by mysuomi | 2014-08-11 19:41 | 文化 | Trackback | Comments(6)
【第3話】フィンランドの不思議
モイ!

マイスオミのラウラです。

私は3度日本に留学し、現在も日本にいるわけですが、フィンランドと日本の色々な相違点や共通点を興味深く観察したり、特に初めて来日した時は、「やっぱり違うんだね」と思うことがしばしばでした。

逆にフィンランドに帰省すると、「やっぱり日本と違うんだね」と思うことがいっぱいあります。

今までは「フィンランドの不思議」と題して、フィンランドの不思議でちょっと変わった習慣やフィンランド人と日本人に共通的な考え方について書いてきました。ご興味のある方は是非ご覧下さい。

【第1話】フィンランドの不思議

今日はシリーズの続きとして、いくつかの気付いた点について書きたいと思っています。

①自動販売機は日本より少ない

日本は森に入っていても自動販売機に出会うことがある程、自動販売機はどこにでもおいてあります。あまりにも多く、ないほうが珍しいので、沖縄の離島に行った時は「自動販売機ないから事前に買っておいてください」とホテルのスタッフの方にアドバイスされました。

フィンランドも自動販売機はあります。特にヘルシンキの地下鉄やその他の公共交通機関、会社や学校においていることが多いです。

しかし種類は大体、コーヒー、ソフトドリンク、スナック類で、日本のように傘、乾電池、バナナ(渋谷)、納豆!(下北沢)という想像以上に種類が多いというわけではありません。

一つだけフィンランドの自動販売機のもので日本にもあったらいいなというのは、ハリボーのグミの自動販売機です。飲み会の後とか結構利用していました...ただ、日本は何でもあることで知られていますので、私はきっとまだその自動販売機に出会っていないだけでしょう。

あともう一つ感動したフィンランドの自動販売機はヨエンスー市の美術館にある自動販売機ですが、何が入っているかと言いますと、手芸品!しかも子供たちの手作りのもの。もちろん一個一個オリジナルで、素晴らしいアイデアだなと思いました。

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そう言えば、フィンランドの自動販売機は紙幣は使えず、ユーロのコインかもしくは携帯で注文する仕組みになっています。私はいつも携帯で払っていましたので、月末の請求書があまり可愛くない時もありました...

②ATMは24時間

フィンランドには基本的に一種の全国共通の「Otto」というATMしかありません。最近はそれ以外のATMももう一種出てきましたが、「Otto」のオレンジ色のATMは圧倒的に多いです。

こちらは24時間利用可能で、手数料はフィンランドで発効されたカードの場合、時間を問わずいつでも0ユーロ。海外発効のカードはカード会社ごとに手数料が異なります。

日本は手数料のかかるATMが多く、遅くても9時ぐらいまでしか営業していないATMも多いので、正直言って少し不便に感じることがあります。

というのは、フィンランドでは現金ではなく、通常カードが使われていますので、日本にいる時はついお金を下ろすのを忘れてしまい、手数料の高い24時間営業のATMを利用せざるを得ないことになってしまいます。この失敗が何度繰り返されてもなかなか学びませんので、文句を言える立場ではありませんが。


③どこでもとても静か

フィンランドから日本に到着すると、エレベーターやエスカレーターの音、店員さんの「いらっしゃいませ」に気づくし、普通のスーパーに行ってもセールに行ってもとにかく音が多いです。

フィンランドのスーパーは、子供が迷子になっている場合以外にアナウンスはなく、エレベーター、バス...音はほとんど出ないです。

電車はアナウンスはありますが、バスはアナウンスは流れていませんので、観光客は困るなと思いながらいつも乗っています。しかし、フィンランド人は静かに通勤・通学したがりますので、アナウンスが導入されたら反論が出そうです。

フィンランド人も日本人も騒音に敏感だという気がしますので、公共の場所での音のボリュームはこれだけ違うのはかなり興味深いです。

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ローカルなスーパーの有機野菜コーナー。ここもとても静かでした。


米がたくさん食べられている

パンやじゃが芋が多いというイメージがあるかと思います。しかし、パンは主食ではなく、朝ごはんに食べることが多く、じゃが芋の消費量も最近減ってきている気がします。そして意外かもしれませんが、お米を食べる習慣の歴史が長いです。

例えば、以下の写真のカレリアーパイです。皮はライ麦で作られており、中にはお米と牛乳で作られているお粥のようなものが入っています。本当に定番の定番で、通常フィンランドの代表的なものがおいてあるホテルの朝食ビュッフェにも必ずあると言ってもいいぐらいよく食べられているフィンランド料理です。

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しかしご存知のようにフィンランドの気候は寒く、お米の栽培に適していません。従って、お米は輸入米のみで、昔のフィンランド人は麦やじゃが芋が一般的な食でした。お米が手に入るようになる前までのカレリアパイも、中身が麦で作ったオートミールやマッシュポテトだったようです。マッシュポテト入りのカレリアパイは現在でもスーパーやパン屋さんで売っていて、「Perunapiirakka」(ぺルナピーラッカ)と言います。

現在は例えばサーモンのオーブン焼にお米やサラダなど、白いご飯を食べることが増えている気がします。フィンランド人は海外のものをおしゃれだと思って、じゃが芋の代わりにパスタやお米を食べたり、新しい習慣や味を取り入れることが好きだということが影響していると思います。

日本人も海外の文化を模倣して、日本なりに改良することが上手ですが、これも一つの共通点ではないでしょうか。


⑤ペットボトル、カン、びんをスーパーへ戻すとお金がもらえる

大きさによりますが、小さなびんなら15セント、小さなペットボトルなら20セント、大きなペットボトルなら40セントと、スーパーに飲料容器を返却するとお金がもらえます。

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こうした機械がスーパーに設置されていますが、穴からボトルを通して、ボタンを押して、印刷されるレシートをレジに持っていくとお金が戻ってきます。

宅飲みやパーティーの後にボトルを返すと、その日の食材が買えるぐらいのお金を稼ぐこともあります。

ちょっとした異文化体験にもなりますので、フィンランド旅行中にスーパーに寄る際には是非試してみてください!




少し長くなりましたが、最後まで付き合ってくださって、ありがとうございました。Kiitos!(キートス)

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by mysuomi | 2014-07-25 17:45 | 文化 | Trackback | Comments(7)
フィンランド人とスポーツ
モイ!

マイスオミのラウラです。

今年のワールドカップにはフィンランドチームは登場していませんが、サッカーは人気がないという訳ではありません。

本日はフィンランド人にとってのスポーツについて少し言及したいと思います。

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(凍っている湖の上でアウトドアを楽しむ私です...恥ずかしい)


フィンランド人はヨーロッパ人の中で運動する方で、特にウォーキングやランニングが人気です。フィンランドの現役首相は実は私の近所に住んでいますが、私と同じルートをジョギングしているし、同じジムにも通っています。

フィンランドで一般的に勧められている一週間の軽めの運動の量は
一週間合計150分、または5日に一日30分となっています。
これには汗をかくぐらいの家事も含まれます。

また健康のための「1日1万歩」というのもよく知られています。

少しハード目の運動に関しては、最低でも週3回20分~60分の運動が必要とされています。筋トレと有酸素運動の両方を行うとベストです。

また、人気のあるスポーツを見ると、少し驚くかもしれません。なぜなら国民的なスポーツのアイスホッケーは「評価するスポーツ」のランキングの3位に落ちています。リンクで喧嘩するからでしょうか...笑

最も高く評価するスポーツ
1位 サッカー
2位 陸上競技
3位 アイスホッケー
4位 フィギュアスケート
5位 フォーミュラ1

日本で同じランキングを発表したら、サッカー、野球、フィギュアスケートが上位を占めることになるのでしょうか。アイスホッケーは苫小牧なんかは有名ですが、フィンランドのように全国的で国民的なスポーツとは言えませんね。

そして、とても不思議に思うのは、フィンランドの男子サッカーはレベルが低いのに、なぜこんなに評価されているのでしょうか。若者の中で圧倒的な人気を集めるのはサッカーですが、その大きな理由の一つはアイスホッケーはたくさん費用がかかりますが、サッカーは比較的に安く始められます。またアイスホッケーのようにウェアは重たくないので、親の送迎負担もありません。

しかし、それでもフィンランド人が一番燃えるスポーツといえばアイスホッケーです。

スポーツ観戦になると案の定の結果がでます。

観戦するスポーツ
1位 アイスホッケー
2位 陸上競技
3位 スキージャンプ
4位 クロスカントリースキー

特にライバルであるスウェーデンとの試合になると、フィンランド中が大きく盛り上がります。

日本との大きな違いは、まず野球は人気がないということです。フィンランド式野球という日本とは少し違うスポーツはあるものの、地方を中心に行われており、全国的に見てそこまで人気もないです。また先も述べた通りに、アイスホッケーは人気が高いです。

実際の生活の中で大きな違いは、フィンランド人はよく歩く気がします。一駅二駅でも平気で歩きます。これはある種の「ながら運動」というか、運動しているつもりはないが、運動になるというような時間の有効な使い方の一つと考える人が多いと思います。

また、他に違いを挙げると部活はなく、放課後にスポーツクラブに通う若者が多いということです。私もダンススクールでジャズダンスを習っていたり、水泳、陸上など色々通っていました。ダンスは約10年と長く続けましたが、それ以外は三日坊主...現在は朝ランとウォーキングなどをしています、フィンランド人に最も人気のあるスポーツなので、本当に典型的なフィンランド人ですね。

皆さんはサッカー観戦したり、運動されたりしますか?

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by mysuomi | 2014-07-07 10:02 | 文化 | Trackback | Comments(0)
色について色々
モイ!

マイスオミのラウラです。

少し前の「色」についてのエピソードをシェアしたいと思います。

友達(日本人)と印鑑ケースを買いに行きました。色々な可愛いのがありましたが、
そろそろ大人らしいケースを買わないとなと思って、赤いケースを手に取りました。

すると友達は「子どもっぽいから紫色のほうがいいんじゃない」と。

紫色の中でもかなり薄い紫色で、「その色こそ子どもっぽくない?」と返事しました。

日本人とフィンランド人の色彩感覚。

いくらグローバル化とかいっても、民族や国によって色彩感覚に違いがあるんだなと実感しました。

以前もこのことに気付いていました。例えば、信号の色はフィンランドだと「赤・黄・緑」ですが、日本だと一般的に「赤・黄・青」といいますよね。

すごく気になっていましたので少し調べましたが、元来、日本には「緑」という表現をする習慣があまり無かったようです。確かに、明らかに緑色の野菜なのに、「青菜」「青りんご」と呼んだりしますよね。日本語学習者として「なるほどな」「言葉って本当に面白うな」と思いました。

もう一つ不思議に思うことは、なぜフィンランド人は黒い服が多いにも拘わらず、マリメッコの時には派手な柄が好きな人も非常に多いという矛盾です。私も実はほぼ毎日黒い服を着ていますが、たまにマリメッコのカラフルなワンピースを着たくなります。暗い冬、夏の白夜など気候に関する理由はあるのでしょうか。

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以上、色々な色に関わる話です。



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by mysuomi | 2014-06-25 14:31 | 文化 | Trackback | Comments(2)