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フィンランド・デザイン
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色のない世界。
「視界から色がなくなったら・・。」と想像することがたまにあります。

例えば、言葉について考えている時。
「この人がpunainen(プナイネン:赤の意)と言っている色は、私が赤だと思っている色と本当に同じかしら?違っていても証明できないし・・。」なんて考え出すと猛烈に↑の想像が働きます。

「本当は世界に色なんてなくて、私が勝手に「赤」と思って話しているだけなのかもしれない。」と思うわけです。


「はあ?何言ってんの?」
と思われた方がいらっしゃいましたら、今日のところはご勘弁ください。苦笑。


ここ最近のヘルシンキは晴天が続いています。とはいえ風が少しあったり、急に曇ったりするので、ジャケットやスプリングコート+マフラーやストールが必要な程度の気候です。

空が薄暗くなると、たまにザザーッと雨が降ります。
雨が上がった後の街を歩いていると、↑の想像が頭に戻ってくるのです。

こんな風景が目の前に。
色のない世界。_a0071240_1632837.jpg


光が眩しくて、色がかすみます。
光の粒の量によって「明」と「暗」しかない世界。雨の後だとこれが余計に強調されて感じられるのです。


昔、写真を教えてくださった先生に濡れた路面を撮るように言われたことがありました。「路面なんて撮っても退屈なのに。」と思いながら撮った写真を現像してみると、まさに光が紙に焼きついていて衝撃的に美しかったのを覚えています。

白黒の世界だからこそ際立って分かる光の存在がまさに眼前に現れるのが、この雨の後の瞬間なのですね。光を全身で感じながら雨あがりの街を歩く時間には、心の芯から満たされる幸福があります。

しかも。
雨が降った翌日には街の緑がふくふくと育っていてこれまた美しいんですよね。これも幸せの種です。
by mysuomi | 2009-05-15 16:04 | ヘルシンキ
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