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北海道とフィンランドの共通課題
モイ!

マイスオミのラウラです。

しばらくレシピやカフェ巡り報告など軽い話題ばかり取り上げていましたので、今日はもう少し「重い」というか、「社会」に関する話題について記述しても良いのでしょうか。バランス取りが大事ですからね(笑)お役に立てたり、考えるきっかけになれば幸いです。

私は札幌に在住しているのですが、北海道とフィンランドは気候以外にも様々な共通点があります。

その中でも領国で議論されていおり、解決策が探られている課題の一つは「人口低密度地域における地域社会活性化」です。今朝テレビを開けたらちょうど同じ話題が紹介されていましたが、番組の製作者がまるで私の考えを読んでいたかのようで、びっくりしました。

では、フィンランドの事情説明を少ししますと、フィンランドの面積の約70%は低人口密度地域となっており、この地域には人口のわずか6%が住んでいます。家と家の間の距離が長く、一つの産業に偏った産業構造の地域も多くみられます。こうした地域はフィンランド東部と北部という寒冷地に多く、農業にあまり適していない地域が多いです。また、若者の”上京”(田舎から首都圏へ)や高齢化により、人口減少が続いています。

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上の写真は祖母の別荘で撮ったものですが、その村も人口が減少しており、福祉サービスの確保が難しくなっています。この村は別荘が多く、夏になると人口が増えます(私は冗談半分で「期間限定人口」と言っています)ので、スーパーも銀行も医療機関もあり、そこそこ活気に満ちていますが、それでもいずれは隣の町に合併されるのではないかという住民の声もあがっています。

低人口密度地域に関する議論は、価値についての議論でもあります。地方にも人々が住んでいることは望ましいのか。もしそうであれば、どのような対策を取るのか。

多くの福祉サービスは自治体が提供することになっています。今朝テレビで紹介されていた「Neuvola」という出産育児相談所もそのうちに一つです。こうしたサービスの十分な提供を可能にし、地方の格差緩和を目的とする地域手当「Valtionosuusjärjestelmä」は全ての自治体に支払われます。この手当ては現在改正中です。

他の地域間の福祉サービスの平等を目的とする改正も行われています。例えば自治体構造改革や社会・保健医療サービス改革です。こうした改革が進められているのは、北欧福祉社会の維持が難しくなっているからです。特に高齢化、低人口密度地域、経済的な状況が問題になっています。

地方の活性化は現在の現カタイネン内閣の公約に記載されています。北欧福祉社会の維持、福祉サービスの平等、セーフティーネット、各地域それぞれのニーズにあった開発などが挙げられています。

しかし、地方には問題だけではなく、様々なよい面もある。例えば優れたインフラ、大自然と資源、人材、企業、ネットワークです。

こうして見ると日本もフィンランドも同じような課題に直面していますね。北海道の地域社会活性化に携わっている専門家とこの間お話することができ、ものすごく興味深かったのですが、この記事を読んでいる皆様の中でフィンランドで現地の専門家と面会したい、フィンランドの事情について聞きたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にマイスオミオフィスにご連絡ください。(連絡先は画面下部をご覧ください)

マイスオミのガイドは皆フィンランドの福祉についての知識はありますし、フィンランドに生まれ育った以上、北欧福祉社会の「経験者」でもあります。しかし、社会の変化も早いので、視察の通訳は色々な新しいことを学ぶきっかけにもなります。

例えば地域社会活性化について「興味深い!」と思ったのは、フィンランドでは地域における政策の悪影響を防ぐために「Maaseutuvaikutusten arviointi」(地方への影響の想定)というリストがあるようです。政策担当者はこのリストを利用するや否やは自由ではありますが、政策担当者に地方への配慮を勧める狙いがあります。このリストはチェックリストのようなもので、検討中の政策は地方へどのような影響をもたらすかが項目ごとにリストアップされています。これは様々な悪影響を予想することに役立ちます。

地域社会活性化についてはまだまだ書きたいことがありますが、今日はこの辺にしておきましょう。たまにはこのようなグルメや雑貨より真面目な話でも悪くないはないなと思います。少しでも考えるきっかけになってくれたらいいなと思っています。

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メール info@mysuomi.fi
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by mysuomi | 2014-05-24 10:10 | 北欧 | Trackback | Comments(0)
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