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フィンランド・デザイン
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ムーットリントゥ
こんにちは、皆さん!
ミドリです。

今週は引越しがテーマです。

私はここしばらく引越しはしていませんが、この<引越し>の言葉を聞くと、私の中では2つの正反対の感情がモリモリとしてきます。

一方は<いいな~!私もどこか、まったく新しい土地に引越し、全く新しい家に入り、新しい人生を始めたい!>というとてもポジティブな気持ち。ついでに溜め込んでいたゴミは処分し、きれいさっぱりできそうな気がします。

もう一方は<疲れそう!!>というネガティブな気持ち。過去の数回に及ぶ大引越しを思い出し、どれだけ肉体的に、精神的に大変で疲れたか、と思い出すのです。何時までも部屋の隅に積まれていたダンボール・・・。さらに新しい環境に馴染むまでの戦い・・・。

この二つの感情を天秤に掛けると、私の中で勝つのはどちらだろうか?
掛けてみました。ほとんど同じですが、<ポジティブ>の方が微妙に勝っているみたいです。

多分その、<新しい>ということが魅力のようです。家・マンションなど物件そのものは新築でなくても、私にとって(新しい環境)ならそれでいいのです。
友達の家に遊びに行った時<自分ならこのスペースをどんな風に使うか>を考えたりしませんか?そんな感じで。

<住居>という器の変化はその程度で楽しめますが、<環境>の変化は、もっと大きな問題です。
これは、自分の問題だけではなく、多くの他人も含むものですし、自分で何とかできる問題と、できない問題があります。自分ではなんともできない問題には、馴染んでしまうか、もしくは環境を変えるかしか方法はありません。でも馴染めない場合だってもちろんあります。そんなに簡単に自分は変えられませんから。

しなやかに、どんな環境にもしっくりできたら素敵でしょうね。魚のように・・。

もしくは身軽に場所を変えていくというのも、方法かもしれません。渡り鳥のように。

アクセリが<春は引越しの季節>といっていましたが、鳥にとっても春は引越しの季節です。
フィンランドではそろそろカモメやカモが産卵のためにフィンランドへ渡ってきます。もう来ているのかもしれません。

日本では冬鳥のカモメ(lokki)やカモ(sorsa)がフィンランドでは夏鳥です。夏そのものを感じさせる鳥たちです。フィンランドで俳句を詠むなら夏の季語になるはず。

カモは春になり雛が孵ると、家族皆で街では公園の水辺やサマーハウスの湖のほとりなど、いろんなところで出会うのでとっても身近な存在です。ころころした雛が、日ごとに大きくなっていくのを見守るのが夏の楽しみでもあります。

夏中成長を見守ったカモの子供たちも、秋には南に向かって飛び発つんですよね。何千キロを飛ぶのか、わかりませんが、すごいエネルギーです。

見習いたいところです。

ムーットリントゥ_a0071240_2041487.jpg


muutto = 引越し、 lintu = 鳥、muuttolintu = 渡り鳥、
by mysuomi | 2011-03-16 20:45 | ライフスタイル
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